事業を変えるなら今
大げさなタイトルですが、色々と相談に乗ることも増えているCOVID-19による不振。どんな懸念材料があるかざっと書いておくとこんな感じ。
・3密でも進む現場関連のクラッシュ
・フリーランスの単価削減
・ボーナス減少による購買力の減退
・ローン滞納などの信用情報悪化と信用スコアの下落
それなりに想像出来ることだけど、実際は思っている以上のスピードで崩れて行くので、舵取りはすぐに動くべき。環境変化を待ってから動いていては、完全に乗り遅れるし色々な問題にかえって遮られることになる。
事業を0から考える

COVID-19で影響を大きく受けている事業者の方やフリーランスの方は少し考えてほしい。そもそもこんな考え方では脱却出来ない。
- 今できる業務を優先する。
- じっと我慢する。
これで事業回復を考えるのはかなりの時間を要する覚悟が必要。
ちなみにリーマンショックから立ち直るまでにかかった年数
約7年
リーマンショックとの違いは
- 経済活動は通常にも関わらず行動制限が行われた
- リーマンショックは一発のダメージだが、COVID-19は継続ダメージ
特に、COVID-19は立ち直るまでのスタートラインにいつ立てるかも分からない。ジャブで蓄積されたダメージと同じように後々足腰(経済基盤)にダメージが来る。
だからこそ、今現在目星がつかない状態の人は立ち直るまで細々と継続し、新たな事業への準備と移る覚悟が必要。
発想の転換:eコマースの新たな形
例えば販売型店舗の場合は既に通販事業という枠組みがあり、競合がある中で出店していく人もいるが勝ち目が低い。(勿論ブランド化されているものなどは除く)
では、どうするのか???
一般的に通販は、ネットストアから商品を選び最後にお会計し、後日配達により手元に届く。でも店舗型の良さは、現物を見ることが出来る事や定員さんとの会話を通じて、付加価値を加えた商品が購入出来る。それを合わせてみるのも手だ。
・ビデオ通話型の通販サイト
外出自粛要請などで遠方から購入に行けないユーザーと、会話を通じて商品を理解して頂いて販売する手法もある。当然、壮年層などはネット環境も含めて難しい部分はあるが、地域サポートのやり方で普段の買い物も大きく変わる。
間違いなく、在宅勤務などで身近になったビデオチャット形式は有効手段になる。
業種の転換:C to C
経済は時代に合った最適な業種や手段で支えられている。
一昔前は、白物家電であったり自動車を作る業界が最適な業種だっだのが、今は無形商品を中心に多様化したサービス。それはIT事業であったりと様々。
これからの時代は、どう生きて行くのか?
リーマンショック同様に世界不況の中で何をするのか?
例えばインバウンド頼みの仕事や飲食店だけのように、営業活動の支障となる事が起こった時には、影響が無いまたは少ない業種からチャレンジ出来るものが無いかを考える。
個人対個人のオンラインを結ぶビジネスに必要な業種
・運送会社
例えば、在宅になってから運送会社の車両及び人手は圧倒的に不足気味。お客様の来店しないお店を開けるくらいなら運送システムで収益上げる方が無駄がない。
考える時間が無い
と、言い訳する人は変えない理由をつけます。
こんな文章を書いている私も本業では大ダメージを喰らっていますが、この作業が一つの変化であり私なりの答え。
生活や経営維持に必要なお金が問題→お金を借りる
経営者ならこの判断が出来ないと無理。
そもそも経済活動で無借金経営を誇らしく言う人もいますが、いざって時に銀行が即時対応してもらえますか?
残念ながら、お得意様が先です。
取引がある中で、資金回収の目的であれ事業サポートの目的であれ担当と話をしている企業や個人は、新規より面談が優先されます。
コロナではいくつかの融資と給付について話が出ているので、まずは融資をメインに考えて下さい。
ポイントは、運転資金+設備資金の枠をフル活用!
実質3年無金利を使って、更には据え置きを使ってキャッシュフローをとにかく回す。そして考える時間と行動する力と勇気を持って新たな事業へチャレンジ。
使わないお金は返済してしまえば良い。
考えている期間が1ヶ月もかかるなら残額返済してしまえば良い。
やってもやらなくてもリスク。
目減りする現状か、見えるお金を有効に使う経営か。
COVID-19で得たチャンスを活用しよう。
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